20190122ami_SMUZOO吉田さん

「クラウドファンディング、実際どう?」家事シェア管理アプリの起業家と振り返るクラファンのリアル

本記事は、SMUZOO吉田さん(@Tanookin)のamiライブ配信の書き起こしです。

株式会社たぬーきす CEO 吉田 寛さん

amiファシリテーター 町田(以下、町田)
皆さん、こんにちは。

今日はいつものco-baではなくて六本木のユーザベースのオフィスから配信をしています。

吉田
いやー、六本木って感じですね、本当に!

カッコいいなあ!

町田
ありがとうございます!(笑)

まず始めに、たぬーきすさんが展開しているSMUZOOについて簡単にご説明いただいてもよろしいでしょうか?

吉田
共働き夫婦、子育て世代向けの家事シェア管理アプリです。

町田
具体例でどんな良いことがあるか、教えていただけますか?

吉田
子育て世代、共働き夫婦の家事情報のストレス、家事に関するストレスに対して取り組んでいます。

その原因は家事情報の共有不足にあるんじゃないかということで、どっちがどれだけ家事をやったか、共有できるようなアプリになっています。「家事をやったのにすごい文句言われた」とか、細かいストレスをなくしていきたいなと。

「SMUZOO」「スムズー」で検索していただくとニュース記事がバンバン出ているので、そこをチェックしていただければと思います。

町田
「SMUZOO祭り」ということで昨年末は色々なプレスを出されていたと思うんですけど。

吉田
はい、やっていました。

町田
今日は、その中でクラウドファンディングについてお話を伺いたいと思っています。

吉田
きましたね、クラウドファンディング!

町田
年末、最後の配信で吉田さんにクラウドファンディングについて配信していただきましたが、進捗はいかがでしょうか?

吉田
お陰さまで10日間で目標額に達成しました!

今は家事代行との連携が固まったので、この機能をどうやって入れていくか議論をしている段階になります。

町田
吉田さん的にはクラウドファンディングの進捗は予想通りだったんですか?

吉田
予想と違って、高かった部分もあれば、低かった部分もありました。結果としてはちょうどうまくいったかなという感じですかね。

町田
そもそも、なぜ今回クラウドファンディングという方法をとろうと思ったんですか?

吉田
家事代行との連携機能について、世の中に問いたいなと思ったからですね。

その中で一番広告効果が高そうだと思ったのがクラウドファンディングだったんですよ。

クラウドファンディングというと、リターンを買うかどうかで検討してくれると思うので、より自分事として考えてもらえるような広告ができるかなというふうに思いまして、クラウドファンディングを選択しました。

町田
そもそもニーズがあるかの調査と、クラウドファンディングの調査を通じて、さらに認知も高められるんじゃないかという仮説のもとクラウドファンディングに取り組まれたと。

吉田
はい、そうです。

町田
始める前に思っていた仮説と、実際にやってみて違ったなと思う部分があるのかなと思うんですけど、その部分はどうでしたか?

吉田
実際にページを見てそのままリターンを買ってくれるという人は思ったより少なかったですね。

逆にダイレクトセールスというか、自分から、「すみません、これ買っていただけませんか?」と直接会ってお願いするとリターンを買ってくれる率が高かったという感じです。

町田
予想外によかった点と悪かった点の2つがありましたと。

ダイレクトに「買ってください」というところで、買ってくれた人がいた理由は何だと思いますか?

吉田
思いを伝えられるという意味で言うと、実際に会うことでより共感してもらえたからではないでしょうか。

町田
その「思いを伝える」というのは具体的にどういう方法で伝えていたんですか?

吉田
それは、amiのライブですかね!(笑)

実際、リリース祭りみたいなのをやるときも、こういうようなかたちでライブ配信しますよとか、仕事上で知り合った人とか、知り合いの方々とかに告知をお送りしました。

そうした取り組みの結果、応援したいという人が増えたというのはありますね。

町田
吉田さんが考える、応援する人を増やすために意識していた点はありますか?

吉田
システム設計です。クラウドファンディングで実際リターンで返ってくるものって、アプリを通して利用できる代行のチケットなんですね。

チケットを買ってもらうことでそのアプリも知ってもらえるし、逆に、代行システムも理解してもらえます。

リターンをちゃんと設定してあげることによって、SMUZOO全体のシステムを理解してもらうという。それが比較的うまくいったかなというふうに思っています。

町田
たしかに全体感が分からない中で「応援してください」と言っても、「何について応援すればいいの?」となることもありますからね。

吉田
「自分がお試しのユーザーとして入れば、目標が達成される」というのが明確になると、やっぱり人はお金を出しやすくなるのかなと思います。

町田
今回のクラウドファンディングは、家事代行サービスとの連携を実装するというところがメインだったんですか?

吉田
そうです。目標額を達成したら家事代行の連携機能を入れるということでした。

プロの仕事をお金で買うと、どうなるかを合理的に見せることができるアプリを目指したんですね。

要は、家庭内外を問わず家事情報をシェアして、より効率的に家事をしようよというものなんです。

町田
家事代行という文脈はけっこう関係があったんですね。

吉田
そうですね。われわれの分析としては、実際に家事代行をやっている方、1回2回やったことある方とか、定期的にやっている方を含めても5%ぐらいなんですね。定期的にやっている人になると1%程度。

逆に、家事代行をやってみたい人は全体のだいたい40%程度なんです。そのギャップを狙っていたんですけど、結局その一歩がまだ踏み出せない。

代行の経験がない人が、これを機会に踏み出すというフェーズまで行かなかったのは、その踏み出してあげるだけのお得感がなかったからだと思っています。

町田
家事代行って今までやったことがないところに取り組むほどのお得感が、リターンにまだちょっと足りなかったと。

吉田
弊社のアプリがあれば、自分の家事と、プロの仕事が比較ができるようになるので、そうするとお得感が分かってくると思いますね。

むしろ、家事代行は本当に見合ったものなんだと分かってくるはずなので、そこまでいけば変わってくるのかなというふうには思っています。

町田
いわゆる「お得感」を考えるってけっこう難しいと思うんですけど。

そこはどう考えたんですか?

吉田
1つは提供側の考えですね。代行業の方々がこれぐらいまでだったら低くしてあげられるよというのに対して、我々はこれぐらい買うのでとか、そういうやり取りですね。

町田
「なんでそのギャップが起きるんですか?」って質問があるんですけど、そのギャップを想定するのは難しいというところがあるんですかね?

吉田
自分たちの仮設に基づいて考えると、「具体的にお金を払ったから何が得られるのか」というのが見えなかったというのがまず1個あるかなと。

そもそも代行の敷居が高いという問題もあると思っていて、「人を呼ぶのがちょっとおっくう」「代行を呼ぶために掃除をしないといけない」みたいな意識ってありますよね。

それはもう本当にキャズムを超える必要があるとは思うんですが、本当にアーリーアダプターの方々から攻めていくしかないかなというふうに思っています。

町田
あつこさんが、「やっぱり家事代行に踏み出すまでのハードルが高い」と、「家に人を入れるのってね」というのがあるんですけど。

吉田
あつこさん、まさにです!(笑)

町田
でも、家事代行というのは実際はかなり有益なものなんですよね?

吉田
もちろんある程度の経済的余裕は必要だと思いますが、有益なものだと思います。

忙しくて育児に手が回らないとか、共働きで料理をつくってあげられないとか、いろいろやりたいことができていないという人にとっては絶対にいいことで。

睡眠時間を削って家事をしてしまうような課題は絶対解消できるようになると思います。

町田
抵抗がないと思う人もいる一方で、すごい抵抗がある人もいて、2つに分かれるのはどうしてなんでしょうか?

吉田
これは、育った環境ですかね。

たとえば専業主婦のご家庭で育った方は、けっこう抵抗がある場合が多くて、共働きの夫婦で育った方の場合は、本当に忙しい場合は利用に抵抗がないこともあるんですよ。

本当に動けなくて、家事ができなくなってしまった経験があるかどうかも大きいと思います。

町田
その壁を崩さないとSMUZOO自体の普及に時間がかかってしまいますね。

そこを崩すための施策の考えはあったりするんですか?

吉田
1つは、プラットフォームを使いやすいものをつくることです。われわれとしてはまだまだ改善点があるアプリなので、どんどん改良していきたいですね。

ほかには、代行を安く試しに利用してもらって、「代行っていいものなんだ」というのを理解してもらう。

町田
たしかに。まずは利用してもらうところからはじめる。

吉田
ソフトバンクさんが実質タダでルーター配っちゃったように、何かそういうことが必要なのかなと思っています。

町田
ということで、まだまだお話を聞きたいところなんですけども、早いということで15分経ってしまって。

吉田
え、もう経ったの!?(笑)

町田
(笑)でも、まだ最後にお伝えしたいことがあって、実は、クラウドファンディングはまだ続いているんですよね?

吉田
はい、まだ継続中です。

町田
あとどれくらいの期間なんですか?

吉田
2月27日までやる予定になっています。

先ほども申し上げたんですけど、代行のチケット5,600円で2時間できて、プロの方がやるので自分の本当に2時間以上の時間が3時間とかそれぐらいの時間を買えるものになると思うので、ぜひ5,600円でお願いできたらと思います。

よろしくお願いします!

町田
利用する抵抗があるという方もこれをきっかけに使っていただければと思っております。

吉田
ぜひよろしくお願いいたします。

町田
よろしくお願いします。

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