20181204ami_マチルダ丸山

育児起業のリアル。「何のために起業したの?」夫の問いが自分を原点に立ち返らせた

「ビジョンが先にあって、サービスを決めるのにすごく苦労しましたね。」明るく語るマチルダ丸山さんは、1児の母であり夫も起業家。「ワンオペ育児と起業のリアル」について、赤裸々にお話いただきました。
本記事は、マチルダ丸山さん(@yukamatilda )のamiライブ配信の書き起こしです。

株式会社マチルダ 代表取締役 丸山 由佳さん

amiファシリテーター藤野(以下、藤野)
本日はマチルダの丸山由佳さんに来ていただきました。よろしくお願いします。

マチルダ丸山さん(以下、丸山)
よろしくお願いします。

藤野
今日は、「ワンオペ育児と起業のリアル」というテーマでお送りしたいと思います。簡単に、由佳さんの自己紹介を皆さんにお願いします。

丸山
株式会社マチルダの丸山です。もともと、amiを運営しているジャパンベンチャーリサーチが属するユーザベースグループで、4年間法人営業をしていました。

その4年間に出産と育休を経て、子どもに関する事業をたちあげたいという思いが芽生え、「みんなで子育てをする社会をつくる」というミッションを掲げて11月1日に会社を設立しました。

藤野
1カ月経ったばかり。ということで、起業したばかりの由佳さんにいろいろ聞きたいと思います。

丸山
本当に。(笑)1カ月経ったばかりですね。よろしくお願いします。

藤野
今日はもう既にコメントがたくさんきています。

由佳さんへの質問とかコメントも、話に関係なくバシバシいただけると拾いますので、よろしくお願いします。

拍手も、ライブが終わるまでに1000拍手を目指したいので、ぜひ皆さんの拍手をお願いします。

丸山
お願いします。

藤野
なぜ、「ワンオペ育児と起業のリアル」というテーマで発信をしようと思ったんですか?

「ワンオペ育児と起業のリアル」とは

丸山
私がやりたいサービスは子育て系のサービスです。とくに、私自身もユーザーになり得るサービスを考えていて、「育児で日々本当に忙しいけれども、自分で社会に価値を生み出したい」「新しいものが好き」といった方に私の気持ちが届いたらいいなという思いがあって、発信をしようと思ったんですね。

藤野
前職ではユーザベースにいて、主に法人向けビジネスに関わってきたと思いますが、もともとそういった育児系サービスをやりたいと思っていたんですか?

丸山
もともとはそういうサービスには興味なかったのですが、娘が生まれて、思いが生まれてきてやることを決めたという感じです。

自分に子どもが産まれるまでは子どもにも興味がないし、何なら、「ママ向けのサービスをママになったからやるってなんかダサいな」ぐらいに思っていたんですよ。「アイデンティティーがママ」という考え方はなにか違うな、と思っていました。

それでも、子供が生まれてみたらガラッと考えが変わりましたね。

「ママとして、娘と過ごしている中で、課題がたくさん見えているのに、それを自分で解決しようとしないのは意味が分からないな」と。

藤野
もともと起業したかったというよりは、お子さんが生まれてからその思いに気づいたという感じなんですか?

丸山
もともと起業家には向いていないと思っていて、どちらかというとサポータータイプだなと思っていました。

でも、夫のひと言がきっかけで、「これだけやりたいと思うことができたのであれば自分でやるべきだな」と思い立ちました。

藤野
どのような一言だったんですか?

丸山
「そんなに強い思いがあるんなら、なんで起業しないの?」と言われました。

藤野
「強い思い」というのはどういう思いだったんですか?

丸山
「みんなで子育てをする社会をつくりたいな」と思ったんです。

藤野
それは自分が1人でやって大変だったことが関係しているんでしょうか?

丸山
子どもが生まれて、感じたことのない幸福感や愛おしさを感じたんですけど、それと同時に、何か困ったら誰かが解決してくれているから、とくに社会に課題や不満を感じることがなかったことにも気づきました。

子どもが生まれて育児をすると社会の課題も見えてきて、「幸せだし課題感もある」という思いも強くなってきました。

「そういう強い思いを持てる領域があるのであれば自分でやれば?」というのが夫の言葉ですね。

藤野
旦那さんも起業家ですよね。

丸山
そうです。夫も起業家です。(笑)

藤野
ユーザーさんからコメントで、じゅんいちろうさん、「自分自身がユーザー、これ成功の方程式ですよね」って。

「家族のサポートがあるっていいなあ」「子ども生まれてから視点変わるよね」というコメントもきていますね。

丸山
自分自身がユーザーというところでいうと、子育て自体がビジネスにもつながるし、ビジネス自体が子育てにもつながる。人生すべてがリンクしていくことを、起業してからすごく感じています。

藤野
仕事と人生がリンクしている感じがするんですか?

丸山
そうですね。たとえばこの前、半日子どもと保育園に行って過ごすという保育参観があったんですけど、普通に考えるとその時間は仕事ができないと思いますよね?

でも、「このイベントもすごく私のビジネスに活きてくるな」と思えて、全てがリンクしてくるなという感覚がありますね。

藤野
すごい。いま「1,000拍手超えた」そうです。早い!

丸山
イエーイ! ありがとうございます。

藤野
「旦那さんが起業家だからこそ悩んだことありますか」と、まっちーさんからコメントです。

丸山
それはかなりあります。(笑)

藤野
「ワンオペ育児と起業のリアル」というテーマですからね。

丸山
そう! やっぱり夫は夫でめちゃくちゃ忙しいんですよね。そして私も起業家になったからこそ、家のことはどうするんだと。

そしてお互いにコミュニケーションを取る時間が少なくなっていくというのは、かなり課題になっています。

家族をいかに大切しつつ自分のやりたいことをやるかというのは、この1カ月感じている課題ですね。

藤野
ユーザベースは今年の夏に卒業したじゃないですか。そこから11月に会社登記するまでの数カ月の間ってどういうことをしていたんでしょうか?

サービスを決めるむずかしさ

丸山
ビジョン、ミッションは先にあったので、「どういうサービスにするか」をすごく考える時間でした。

子育ての何の課題を解決するのかを考えた結果、「まず自分自身の課題を解決するべきだ」と思いました。その自分自身の課題というのが、子どもの毎日の食事に関する悩みだったので、それを解決しようというのはわりとすぐ決めたんですよね。

そこからどういうサービスにするかというのは、本当に悩みました。

悩んでいる間はどう過ごしていたかというと、ママさんにとにかく会いました。私が持っている課題と彼女たちが持っている課題はどう違うのかとか、どういうところにみんなの悩みがあるのかをとにかく聞きまくっていましたね。

ただ、本当にリアルなところをいうと、かなりグルグル考えてしまって、けっこうつらい時期でもありました。

藤野
そのつらいときに、娘さんや旦那さんの存在は大きかったですか?

丸山
すごく大きかったですね。

ユーザベースにいたということもあり、起業家が周りにいる環境だったので、「スピードを意識して、とにかく急いで何かをつくらないと」という強迫観念みたいなものが私の中にすごくありました。

そんな時に、夫が「何のためにやっているの?」というのを常に言ってくれたんですね。

藤野
常に原点に立ち返らせてもらうことができる。

丸山
「みんなで子育てをする社会をつくりたい」と思ってやっているので、

「そこに向けてゆっくり考えていくのも必要な時間だし、進んでないわけじゃないじゃん」「すごく人に会っているし、毎日考えているんだから、めちゃくちゃ進んでるよ」と常に言ってくれる存在がいたというのは大きいですね。

あとは娘と過ごす時間が幸せであればあるほど、よりミッションに対する思いが強くなるので、2人の存在は大きかったなと思います。

藤野
家族のことをあまりオープンに話さない人の方が多いと思うんですが、家族のことを本当にオープンに話すというのは、由佳さんの印象的な特徴だと感じています。

丸山
私はうそをつくのが嫌なんです。

自分自身が2人にすごく影響されているので、自分について話すのであれば家族のことを話すのがむしろ自然であるし、そこはオープンに話すという感じですね。

藤野
起業家の先輩として、そしてパートナーとしていろんなアドバイスをもらえるということはいいですね。「いい意味で、公私混同っていいですね」ってコメントがきています。

丸山
公私混同ですね。(笑)

藤野
一つ聞きたいことがあります。ユーザベースのカルチャーはすごく自由だし、やろうと思えば働きながら子育てすることももできたじゃないですか。

それでも敢えて自分でやろうと思ったのはどうしてですか?

丸山
「みんなで子育てをする社会をつくる」と考えたときに、同じようなミッションを持っているほかの会社もあるので、そういう会社にジョインしようかなと考えたこともありました。

それでも、心からやりたいことが今までの人生でとくになかったのに、強くやりたいことが自分の中から生まれたことがすごく幸せでしたし、そこまで思いを持てたのであれば、自分で実現していく方がしっくりきたという感じですね。

藤野
今、けっこう質問がきています。アフロスクリプトさんから、「起業してからこれまで一番つらかったこと何ですか?どう乗り越えたんですか?」とコメントです。

丸山
アフロスクリプトさん、ありがとうございます。

さきほども話した、「何をやるかを決めるまで」が私の今までの中では一番つらかったですね。

それを乗り越えられたのは、夫が常に「何のためにやっているの?」と言ってくれたことが大きいと思います。

もう1つ、最近つらかったこととしては、ユーザーになり得るようなママさんから、「こんなサービスあり得ない」って言われてしまったことですね。何でも繊細に受け取めるタイプなので、その言葉もけっこうつらかったです。

私が届けたいユーザー候補のかたにヒアリングをしていると「すごい欲しいです」って言ってもらえることも多いんですが、それもすごい大事な声ですよね。
そうやって「絶対欲しくない」と言う人がいるときこそチャンスだ!という気持ちに、頑張って切り替えるようにしています。

つらいことはどうやって乗り越えたかというと、心の持ちようという感じですね。

藤野
「いろいろな課題の中でも子どもの食事を選んだ過程を聞きたいです」ときています。

丸山
ありがとうございます。

子どもの食事を選んだのは、現状もそうなんですが、私が毎日毎日娘の夕飯をどうしようかって悩みまくっているということです。

私の娘は育てやすいほうかなとは思っているんですけど、食事に関しては、私自身が料理が嫌いということもあり「料理をやらなきゃいけない」という思いが毎日がストレスになっています。

私自身が楽になるし、娘も食事の時間が楽しくなるような、そういうサービスをつくらなきゃいけないと思った感じですね。

藤野
詳細は第2回で聞くんですけど、簡単にそのサービスについて教えてください。

丸山
子育て家庭のためのミールシェアサービスをやろうと思っています。

簡単にいうと、「子どものための食事のUber Eats」で、食事の提供者は地域の人たちというイメージですね。

藤野
子どものためのUber Eats、素晴らしいな。

最後に何個か質問をピックして終わりたいと思います。

もなきさんから「何をやるか決めかねたモヤモヤが晴れた瞬間って何だったのか知りたい」ときています。

丸山
もなきさん、ありがとうございます。

モヤモヤが晴れた瞬間は、「覚悟が決まったとき」ですね。

ユーザーと会って、いろんなフィードバックや悩みをもらったら、それは自分の中では咀嚼しつつ、結局何をするかは自分が決めるしかない。

10月の頭あたりに、「じっくり、これでいこう」って覚悟を決めましたね。

具体的にこの出来事があったからモヤモヤが晴れたというわけではないんですけど、家で1人でソファーに座って、「よし、これでやろう」って覚悟を決めたときが、モヤモヤが晴れた瞬間ですね。

藤野
ほかにもたくさん質問が来ていて、このライブでは取り上げられないんですけど、amiのカンパニーページで質問への答えを書いてくれると、すごくみなさんも喜ぶと思います。

丸山
もちろん答えます。本日はありがとうございました。

藤野
ありがとうございました。


嬉しいグォー!これからも応援よろしくグォ!
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ami

起業家と未来の仲間をつなげる「ami」の公式noteです。 https://ami.live

amiライブ note

「起業家とサポーターがつながるライブアプリami」のライブ配信の様子を書き起こし、編集してお届けします。
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