誰でも参加できる物置きシェアリングが、「社会的つながり」を生み出す

本記事は、モノオク阿部さん(@abe_chan_dayo)のamiライブ配信の書き起こしです。

モノオク株式会社 CEO  阿部 祐一さん

amiファシリテーター町田(以下、町田)
今日は、モノオクの阿部さんに来ていただきました。

モノオク阿部さん(以下、阿部)
こんにちは!

町田
まず最初に、阿部さんはどういうサービスをされているのかお聞きします。

阿部
物置のシェアサービス、モノオクというサービスをやっております。

使っていない部屋や押し入れなど余ったスペースを、荷物を置きたい人に貸すシェアサービスです。

町田
「ものがありすぎて、どうしても家に置くには邪魔だから預けたい」とき、モノオクを使って、スペースが余っている人に預けられるというようなイメージですか。

阿部
そうですね。

たとえば、単身赴任であるとか、建て替えで荷物を一時的に避難させたいとか、仕事道具とかビジネス用の道具を安く保管するためですね。

町田
ありがとうございます。

阿部さんの原体験の部分をお聞きしたいと思っていまして、もともと阿部さん自身、起業に興味があったんですか。

スタートアップに興味を持ったきっかけ

阿部
そうですね。僕は今、27歳で1991年生まれの世代なんですけど、この世代ってちょうどITバブル全盛期でホリエモンさんや藤田さんみたいな人がすごい自由に活気づいて会社経営されていたころなんですね。

それに憧れたというか、すごい楽しそうだなと思ったのがきっかけですね。

町田
自由に生きるという部分が大きかったのでしょうか?

阿部
ずっと起業したいなと思いながら中学・高校を過ごし、大学でアクションを起こし始めて、とんとん拍子で起業に至りました。

町田
起業に対して何かハードルを感じていたということはなかったんですか?

阿部
一切なかったですね。(笑)

挑戦しなければ高いハードルだと感じていたと思うんですけど、普通に起業までに至る道のりがあって、「就活とやること変わんないな」という気はしますね。

町田
実際に、スタートアップを身近に感じたのはいつからだったんでしょうか?

阿部
僕がお世話になったCreww(クルー)というスタートアップが関係しています。

その代表の方が大阪に登壇に来られていて、たまたまお話を聞いたことがあったんですが、「すごい面白い、こういう世界あるんだ」と思い、そのまま一緒に東京に行きました。

町田
そのまま一緒に行ったんですか?

阿部
「めっちゃ面白い会社だと思いました。今度、オフィス遊びに行かせてください」とお願いしたんですよ。そうしたら「いいですよ」と言ってもらえたので、一緒にオフィスに行き、「すごいきれいなオフィスですね。じゃあ、今日からここでお世話になります」という流れです。(笑)

町田
それで、そのまま入社ということ?

阿部
卒業と同時にバイトのような形で入りました。そこから半年で独立して、さらにその半年後、また起業という感じです。

町田
シェアリングエコノミーに興味を持ち始めたのはどのタイミングなんですか。

阿部
Crewwという会社は、たくさんのスタートアップと大企業さんをつなげるサービスなんですね。

大手企業さん向けの営業の方はいるんですけど、当時、スタートアップの人に対してアプローチする人がいなかったんですよ。

「ここの大手企業さんと今度コラボがあるんですけどどうですか」「御社のサービス、めっちゃこの企業と合うと思うんですよね」という仕事を僕がしていたんですよ。そういったこともあり、Crewwに登録されているスタートアップをすごく見ていました。

それに加えて、2014年はちょうどシェアリングエコノミーが流行り始めて、AirbnbやUberがめちゃめちゃ伸びた時代なんですよね。

「誰も損しないし、めっちゃ面白いな」というところで、興味を持ちだしたというのがきっかけです。

町田
とくにシェアリングエコノミーに惹かれた理由はあったりするんですか?

阿部
最初は流行りから入って、この分野で2~3年やっているんですけど、やってみてから、「シェアリングエコノミーをずっとやりたかったんだな」ということに気づいたというか。

町田
始めてから?

やって気づいた、シェアリングエコノミーの魅力

阿部
始めてからです。

シェアリングエコノミーは、「誰でも参加できる社会集合体」というイメージがあって、いわゆるコミュニティといわれるものだと思うんですけど、基本的にはそこに「分け隔て」がないんですよね。

自分が思い描いていた世界が、シェアリングエコノミーにはあるということに後から気付きました。

町田
分け隔てないところを魅力に感じたということですか?

阿部
そうですね。Airbnbのホストの人って、1人1人のお客さんのためにすごく頑張るというか、ホスピタリティーをすごい出してお迎えするんですよ。

しかも、ユーザーの人たちは海外から日本に来て、日本旅行を楽しみたいという人じゃないですか。それに対してホストが全力で応えて、かつ、お金ももらうという仕組み、「めっちゃええやん!何これ!?」と思いましたね。

町田
誰も損していないと。

阿部
別の話になりますが、最初、起業したときに、めっちゃすべったんですよね。当時、横浜に住んでいたんですけど、横浜から渋谷に行く電車賃もなかった。

「ヤバい、渋谷まで行くお金ないな。でも、行かないと仕事ないしな」と。(笑)

そういうときも、Airbnbのホストの仲間同士が助けてくれたり、そういうつながり、コミュニティがあって、それがすごいいいなと思いました。

それで、どんどんシェアリングエコノミーをやっていくうちにそれにハマっていって、「俺はやっぱりこういうことがやりたかったんだな」と気づきました。

町田
最初は本当に流行りで入って、そこから始めたんですね。ちなみに、すべったサービスというのはどういうことをされていたんですか?

阿部
宅建の資格を持っている人をクラウドソーシングするというサービスをしていたんですよ。

町田
宅建を持っている人?

阿部
誰でも不動産仲介ができるサービスです。要は、「お客さんはより安くて、より便利で、より簡単に、不動産の家を探せまっせ」みたいなサービスです。不動産の中で自由競争が生まれるみたいなイメージを持ってもらえばいいと思います。

ということをやっていたんですけど、僕、もともと不動産屋でも何でもないですし、そりゃすべるわなと。(笑)

町田
それは、専門知識がないところがネックだったんですか?

阿部
それは大きいですね。

いいサービスだったとは思うんですよ。でも結局、使う側、家を借りる側からすれば、安く、いいところを借りられればどこでもいいんですよね。

真にユーザーに刺さらなかった、そこが大きな要因だと思います。

もちろん、今、再チャレンジすれば全く別ものになると思うんですけどね。

町田
ちなみにほかにも、何か失敗談はありますか。

阿部
大きな失敗。事業としてはさほどないですね。宅建のクラウドソーシングを始めつつ、民泊やシェアリングエコノミーをやって知見を溜めて、自分も民泊業界を楽しんでいたので。

町田
そういう意味では、そういう知見も活かした上で、満を持してモノオクをやったんですね。

阿部
そうですね。実際、運営はマジで大変ですよ。

町田
どういうところが大変ですか?

阿部
シェアリングエコノミーなので、提供者と使う人、両方を掘り起こさないといけないにもかかわらず、両方のクオリティーコントロールが必要なところですね。

ホストの方から、「早く客をつけて」と言われることもあるんですよ。「頑張ってます」「すいません」みたいなやり取りもあります。

町田
もう1つ聞きたかったことがあって、ストーリー動画で「みんなが社会とつながりを持てる」「横のつながりを持てる」ということを話されていたと思うんです。

それはサービスを始めてから持った感覚なんでしょうか?それとも、昔から?

阿部
昔から持っていて、モノオクを始めてからより明言化されたという感じですね。

町田
横のつながりを持つことで、さっきも言った「助け合い」みたいなところが阿部さんの中で重要なワードなんですか?

阿部
そうです。

横のつながりであるとか、対ユーザー間のコミュニケーケションが、すごく人生を豊かにするし、何かあっても助けられるセーフティネットになると思っています。

かつ、モノオクって何か特別な資産がなくてもできるサービスなんですよね。

たとえば、民泊であれば、部屋を余らせちゃいけないだとか、駐車場シェアも、駐車場の土地がないとできませんよね。

一方モノオクって、押し入れが余っていれば参加できるし、机の下とか、本当に小さなスペースでも参加できるサービス。

そういう意味で誰でも社会的な交わりを持てるシェアリングエコノミーのサービスになると思っているので、そこを強く推したい!

町田
実際にそれをやられていて、そういう横のつながりが生まれた瞬間であるとか、やっていてよかったなと思った瞬間ってありますか?

阿部
めっちゃありますよ!

ユーザーの方が、キャンプ用品を預けられたんですよ。たまたまホストの方もそういうアウトドアが好きで、そこでめっちゃ盛り上がったんですよね。「今度、一緒に行きましょうよ」と。

最初の頃のお客さんだったので、自分がアテンドしたんですけど、そういう出会いが生まれて、「ヤバい、やっててよかった!」「これがシェアリングエコノミーやな」と思いました。(笑)

町田
本当に好きなんですね。愛が伝わってきます。

阿部
すごくいいですよ。この感覚は今後スタンダードになると思っています。

町田
実際にやっていて難しかったこととかありますか。最初に思っていたのとはちょっと違っていたとか。

阿部
サービスとして何か難しいなと思ったことは正直なくて、絶対需要はあると考えていました。あとは、普通にやることやれば順調に伸びていくサービスだと考えているんですよ。

ただ、そのプラットフォームを運営することがめっちゃ大変!(笑)

町田
そうすると、今困っていることは、プラットフォームをうまく運営する人の採用でしょうか?

阿部
そうですね。困っていることは、サービスを運営するノウハウや知見についてですね。

町田
採用の部分はいかがでしょうか?

阿部
めっちゃ募集しています!

町田
どういう人が欲しいとかってあるんですか?

阿部
プロダクトを改善したいとう点でエンジニアとカスタマーサクセス、あとはすごく行動力があるインターンの方も欲しいですね。

町田
第2回のほうでは、重要な発表があるということなので、そちらの話もお聞きできればと思います。


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ami

起業家と未来の仲間をつなげる「ami」の公式noteです。 https://ami.live

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