20190123ami_シューマツワーカー松村さん

「副業社員」が当たり前になると、何が起こる?働くをもっとポジティブにする、新しい働き方のススメ

本記事は、シューマツワーカー松村さん(@matsumurayukiya)のamiライブ配信の書き起こしです。

株式会社シューマツワーカー 代表取締役CEO 松村 幸弥さん

amiファシリテーター 松岡(以下、松岡)
シューマツワーカーの松村さんに来ていただきました。よろしくお願いします。

シューマツワーカー 松村さん(以下、松村)
よろしくお願いします。

松岡
シューマツワーカーは「空いている時間に働ける企業を探せる 副業サービス」ということですが、具体的にどういうビジネスをやられているか、ご紹介お願いします。

松村
昨今、副業OKという会社が増えてきたんですけど、そこに勤めている優秀なエンジニアさん、デザイナーさん、マーケターさんが、平日夜や土日の空いている時間を使って副業できる会社をご紹介させていただいています。

自分たちは「副業社員」という言葉と働き方を流行らせたいと思っています。

かつてリクルートさんがフリーターという言葉をつくったように、人事の方や経営者の方が当たり前のように、「正社員、契約社員、派遣社員、副業社員」と言うような流れをつくっていけるよう、頑張っています。

松岡
「副業」は、言葉だけが独り歩きしていて、実際に進んでいるかと言われると進んでいない状況もあるかなと思います。ルールづくりが非常に重要かなと思うんですが、そこに関してはどのようにお考えですか?

松村
副業というのがバズワードになっていて、去年や一昨年は、国がどんどん副業を押していこうぜとか、いろんな企業がどんどん副業を解禁していきましょうという流れでしたよね。

ほかにも副業研究家の西村創一朗さんが、副業を推奨する活動をされているように、個人レベルでも副業を広めていこうという姿勢の方も増えてきているんですね。

副業したい人は増えたんですけど、現状はどうなっているかというと、副業したい人が余っているんですよ。「何の副業をすればいいか分からない」みたいな感じになっていまして。

なんでそうなっているかというと、副業の方に仕事を依頼する企業はまだまだ少ないからなんですね。人材業界とは逆の状態が起きていて、「副業したい人」がめっちゃ余っている。

企業が副業の人を受け入れる体制はまだ整っていなくて、どこの会社もどう副業の人を活用していけばいいかあんまり分かっていないんですよね。

「どういう業務が副業で切り出せるんだっけ?」みたいなノウハウはこれからいろんな会社で溜まってきていますので、徐々によくなっていくんじゃないかなと思います。

松岡
副業に向いている案件と向いていない案件が分かりやすく出てきているのかなと思うんですけど、それはどうですか?

松村
おっしゃる通りですね。

副業社員のいいところは、優秀な人が多いというところですね。あとは、フリーランスとか派遣に比べて、企業にとってコストメリットがあると言いますか。

副業する人たちのモチベーションってどっちかと言うと、「面白いことをやりたい」「経験積みたい」「スキルアップしたい」みたいな人が多いんです。

結果として、そんなに高単価じゃなくても仕事を受けますよという人がいるんですね。

一方、働ける時間が平日夜とか土日になっちゃうので、緊急度が高い業務はやっぱり向いていないことも事実です。

「副業ってどういう業務が向いているんだっけ?」という問いに対しては、「重要度が高くて緊急度そんなに高くない業務」とわれわれは言っていますね。

重要度も緊急度も高くないやつはインターン生とかにやってもらえればいいと思いますし、重要度高くて緊急度の高い人は正社員がやればいいと思うんです。

重要度高くて緊急度低くて全然手が回っていない業務は副業の人とかにやってもらう形がいいかなと思いますね。

松岡
今お話したノウハウというところすらも分からない状態のまま副業を導入しようとする企業も多いんでしょうか?

松村
そうです。シューマツワーカーに関して言うと営業が「どういう業務が副業で向いていますよ」みたいにコンサルティングが出来ますから、ミスマッチを起こさないようにしていますね。

紹介して終わりというだけじゃなくて、その後も企業側さんに対しても副業の受け入れ体制等についてのサポートも行っています。

副業がうまくワークするように、僕ら側も努力してサービスを提供していますね。

松岡
クラウドソーシングと、副業はどういった点が異なるのでしょうか?

松村
モデルについていうと、クラウドソーシングは請負型で副業は準委任型になりますね。

「これくらいの期間でいくらかかります」「納品しました」「お金払います」というのがクラウドソーシングの仕組みですね。

一方副業は、基本的に「働いた時間に応じて払いますよ」という、時給制なんですね。これによって、仕事を発注する側はフレキシブルに仕事を依頼できるんですよね。

「これやっといて」「これやってと言ったけどやっぱり先にこっちやって」「むしろ、一緒にここを考えてほしいんだよね」みたいに、柔軟に仕事を依頼できるのが時給型のメリットです。

請負型だと、最初に要件をガチガチに定義しないと、なかなか見積もりをちゃんとつくれないみたいなケースもありますからね。クラウドソーシングに向いているのは、記事発注だったり、そもそも要件がけっこう固まっているような仕事になります。

昨今だとアジャイル型開発のような、「やりながらいい感じにやっていきたいです」みたいなケースが多いんですけど、その場合においてもシューマツワーカーのような準委任型の形態が向いているかなと思います。

松岡
シューマツワーカーさんの副業という形態では、チームとしてある程度一緒に進めていくというイメージで仕事をすすめる感じになるんですね。

松村
そうですね。

松岡
クラウドワーカーさんもシューマツワーカーさんも、「働くを自由」にというビジョンでは非常に似通っているのかなと思っています。それぞれ働く手段の1つじゃないですか。

松村さんは「働くということが自由に」ということを普段からおっしゃっているなと思っているんですが、ここにはどういう思いがあるんでしょうか。

松村
働くことに対しての固定観念をどんどん外していきたいなと思っています。

僕らが考えているところで言うと、ここ1~2年で働くことの固定観念ってどんどん崩れてきていて、いろいろと変数が生まれていると思うんですよね。

たとえば、週5で正社員で10時~19時定時の間、毎日出勤して働く形がこれまで普通だったと思うんですけど、その中でも考え方が変わってきているところが4つあると思っています。

1つ目は、「契約形態が別に正社員じゃなくたっていいじゃん」みたいな、業務委託契約でもいいんじゃないかという考え方。

2つ目が、「働く時間量が週5じゃなくたっていいじゃん」みたいに、副業でリモートで週に10~15時間ぐらいの時間量でいい、という考え方。

3つ目が、働く時間帯についてですね。「別に定時じゃなくたっていいじゃん」「土日とか夜だっていいじゃん」みたいに、時間帯に対する柔軟な考え方。

そして4つ目が場所の問題ですね。「別に会社で働かなくたっていいじゃん」という考え方です。

これ以外にもあるんですけど、大きくこの4つの変数、考え方が生まれてきています。その組み合わせの分だけ働き方も変わってきますよね。

新しい働き方ができると、何に繋がるのか?僕はそれぞれの人の人生の可能性がすごく広がると思っています。

子育てしながら仕事ができたり、東京の会社にいても実家に帰って親の世話をしながら仕事ができたり、世界中旅行しながら仕事ができたり、1つの会社じゃなくて複数の会社に属すみたいなこともできたり。

「働く」の可能性が広がると、人生の可能性もすごく広がると思うんですね。

僕たちはそこを推奨していきたいですし、広がるにあたって生まれる新しい問題もつぶしていけるような、インフラ的なポジションになっていきたいなと思っています。

松岡
国とか政府との連携もすごく重要になってくるのかなと思うんですけど、いわゆるルールづくりもそこに関わってきますよね。

松村
おっしゃる通りですね。法律面ではまだ白黒はっきりしていない部分は多かったりするので。

そういうところは僕もけっこうアンテナを張っていますし、関係者とは密に情報交換して、省庁の関係者ともコミュニケーションとれる場に行ったりしていますね。

副業やフリーランスを流行らせていきたいと国も思ってはいますので、時間がかかっても頑張っていけばうまくいくと思っていますね。

松岡
実際の運用を考えたときに一つ疑問なのが、たとえば副業の方がジョインしてくれても、評価軸を企業側が持っていないことって多いですよね。

松村
そうですよね、「この人、ほんまにいけるのか?」みたいなことですよね。

でも、それがフリーランスの人のいいところです。そして、企業側にとってのいいところでも悪いところでもありますね。

正社員であれば日本では解雇をするのは難しいですが、フリーランスだと業務委託契約になるので、基本的にパフォーマンス悪いと終了することが選択肢としてあるんですよね。

フリーランスの人は、それはもちろん肝に銘じてやっています。その分報酬が高いというメリットがあったり、自由に仕事が選べるみたいなメリットもありますから。

企業側としても最初から「この人いける人なのか、どうなのか?」というのは見定めきれないと思いますが、「試しにやってみましょう」という運用も可能です。

ポートフォリオや経歴とか見ながら判断することもできますが、一緒に仕事をしながら判断していくというやり方もできるのはいいところだと思っています。

松岡
「副業をやる側としては、企業が信頼できるかどうか、ちゃんとお金が払ってくれるかどうか、入金があるまで不安だったりします」というコメントがきています。

松村
そういう声は実際ありますし、僕ら側で解決できる部分の1つだと思っています。

不安に思う方もいらっしゃいますが、僕らが間に入っているからこそ、そういうリスクヘッジも対応することができます。

松岡
最後に、松村さんが「こういうふうにしていきたい」という未来をお話していただければなと思います。

松村
今日、最後まで真面目な話で大丈夫ですか?

松岡
崩した話をしていただいても大丈夫です。(笑)

松村
真面目な話でいきます。(笑)

日本の会社員って、今は働くことに対してネガティブに考える人が多いじゃないですか。実際、世界基準で見ても満足度が低いんですよね。

一方、副業を始めたい人も多いとは思うんですけど、難しい部分もあるんですよね。パフォーマンス悪いと終了になってしまいますから、副業を続けて稼いでいくというのはすごい難しい。

そうなると、みんな考えるようになるんですよ、「どうすれば続くんだっけ?」「どうすればもっと自分の給料を上げられるんだ?」というふうに。

実際にフリーランスや副業をしている方が、スキルが上がって能力が上がれば、そのまま直で報酬に返ってくるので満足感も得られますし、「次、じゃあ、もっとどうすればいいか?」みたいに考えるようになるんですよね。

結果、働くことに対してポジティブに考えるようになるんですよね。そうすると、働くことに対するネガティブな今の空気を変えていけるんじゃないかと。

副業がすごい世の中に流行った世界って、みんな働くことに対して、個人として前向きに考えられるようになっていると思うんです。労働人口が足りていないといった、日本の社会問題も副業で解決できるじゃん、と自分は思っています。

僕は副業を流行らせることによって、働くことに対してポジティブな人が日本で溢れかえっている世界を実現したいなと思っています。

松岡
ありがとうございました。副業を通して「働くことをポジティブ」に捉える日本人が増えることを期待していきたいですね。

それでは、本日はシューマツワーカーの松村さんに1本目来ていただきました。ありがとうございました。

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ami

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