20181221ami_スマートショッピング志賀

起業に必要なのは、特殊な才能?事業をつくってわかる本当の辛さと楽しさ

本記事は、スマートショッピング志賀さん(@tshiga)のamiライブ配信の書き起こしです。

株式会社スマートショッピング 代表取締役 志賀 隆之さん

amiファシリテーター森(以下、森)
今回は2回目のご登場になります、スマートショッピングの志賀さんになります。

スマートショッピング 志賀さん(以下、志賀)
こんにちは。


初めてスマートショッピングというのをご覧になる方もいらっしゃるかなと思うので、サービスのご説明をお願いしてもよろしいでしょうか?

志賀
われわれは2つ事業をやっています。

1つがBtoC向けの、お買い物支援のWebサイトです。価格比較、お勧めの商品の紹介、あとは購買代行のサービスを提供しています。

もう1つは、BtoB向けの「スマートマット」というIoTのプロダクトを提供しています。たとえば、マットの上にコピー用紙を乗せ、全体量の20%とか30%まで減ったタイミング、しきい値を超えたタイミングで自動的に発注してくれるようなプロダクトです。

オフィスで、スマートマットの上にコピー用紙を置いておいて、なくなってきたら勝手に発注されて、届くということを実現できるものですね。


前回、志賀さんにお越しいただいた時には、ずっと起業したいと思い続け、今の共同創業者の林さんと一緒に創業したというお話を伺いました。

でも実際には、証券会社とサイバーエージェントのキャリアをご経験していますよね。(笑)

志賀
何でやねん!という感じですよね。(笑)


どうして証券会社に入ったんですか?

志賀
大学時代に起業したいという思いはあったんですけども、新卒で入社した2005年は、今ほど起業の環境が整っていませんでしたし、何より起業するその覚悟がなかったんですね。

どのドメインで起業すれば自分に一番合うのかとか、その思いきりがなかったというところがありました。

いろんな業種がある中で、選択肢を最大化したいという思いがあって、コンサルや投資銀行を受けていたというのがそもそもの経緯です。

もともと僕は大学時代にITを学んでいたんですけど、投資銀行に入って数年働いた中で、「やっぱりITが好きだな」「IT分野で起業したい」という思いがでてきました。


思いが昇華されたんですね!

志賀
そうなんです!

証券会社ではアドバイザリー的な仕事をしていましたが、どちらかというと自分で事業をつくる仕事がしたくなり、サイバーエージェントに転職して、そこで数年働いて覚悟が決まったという経緯ですね。


起業したいと考えるようになったのは、どういうきっかけなんですか?

志賀
本質的なところは自己顕示欲みたいなものかもしれないんですけど、「生まれてきたからには何か爪痕を残したい」という思いが結構強いと思います。


志賀さんの周りにそういう人がいらっしゃって、影響を受けていたんでしょうか?

志賀
小学生の頃にヒーローものが好きだったとか、そういうのはもしかしたらあるのかもしれない。(笑)

大学に入って、いろんな本を読んだり講演を聞いたりする中で起業家に次第と憧れるようになったのかもしれないですね。


かわいさんから「分かる!」とコメントです。(笑)

志賀
分かります? ありがとうございます。


きよさんも「かっこいい」と言っていますね!

もう1つお聞きしたいのが、証券会社に行ったのは「選択肢を広げるため」と仰っていたんですけれども、サイバーエージェントに入ったときはまだ「覚悟」が決まっていなかったと。

その「覚悟」というのは何ですか?

起業の覚悟ができるまで


志賀
サイバーエージェントに入社して、最初はアメリカで働くことになりましたた。

そのときの上司が事業を過去にたくさん立ち上げてきて、いくつも成功させてこられた方なんです。この人はビジネスについては「ウルトラC」みたいな感じなんですよ。


神の手持ち!

志賀
そうです。京セラの稲森さんのような事業を成功させる敏腕経営者は、特殊な才能を持っているんじゃないかと思っていたんです。

でも、転職して一緒に働いて思ったのは、みなさん普通の人間というか、自分と同じ人間なんだということ。


同じ人間だと分かった。

志賀
神様じゃないので、そういった方でもいっぱい失敗されています。

そういった方と他の方の大きな違いで、かつわれわれが学ぶべきなのは、苦しいときの意思決定の考え方ですよね。

自分が「この人には才能があるんだ」と思っていた部分は、実はスキルというより物事の考え方によるものなんだ、ということを学んだというのが大きかったです。

それを何年か繰り返したあと、自分で起業してもやっていけそうだなという自信がついたというのはありますね。


もちろん事業会社の経験を通じて、経験やスキルが蓄積されたという部分もあると思うんですけども、どちらかといえば、「神みたいな人しか経営者になれない」というレッテルがなくなり、「なんか自分もできるかも」みたいに、いい意味で意識が変わってチャレンジする自信がついた。

志賀
そうですね。


「みんな人間だった」みたいな感じでしょうか!(笑)

志賀
人間だった。本当にそんな感じですね。


でも、それはすごくいい経験だったんでしょうね。

志賀
すごい起業家もたくさんいらっしゃるんですけど、実は1人1人のスキルにそれほど違いはなくて、なろうと思ったら起業家にはなれると思えましたね。


そういう自信があった上で、起業しましたと。

個人的には、志賀さんはすごくスマートな印象だったんです。会社もスマートショッピングという名前ですし!(笑)

志賀
会社はそうですね!(笑)


でも、実際にやってみて、ピンチだと思ったことは今までにあるんですか?

経験して初めて分かる起業の現実


志賀
これまでに何かピンチの局面が訪れたというよりは、創業の頃が本当につらかったです。

ちょうど創業5年目なんですけど、今年の2月に初めて資金調達をして、それまでは自分たちで手弁当でやってきました。

たとえば、サイバーエージェントだと「1カ月で1,000万円いかなかったらもう撤退だろう」みたいな感じだったんですが、1カ月で1,000万円稼ぐということがどれだけ大変かというのを最初にすごい味わいました。それはけっこうつらかったですね。


「10万円稼ぐのもマジ大変!」みたいな衝撃ですね。

志賀
そうです!


どこかで分かっていたはずだけれども、実際にそういう自分の身にかかってくるとまた違うということですね。

志賀
やっぱり看板が取れ、自分の武器がなくなって丸腰で戦わないといけなくなったときが、本当に大変だなと思いました。


やはりそう思ったんですね。

志賀
僕らは結局、資金調達という手段は選ばなかったんですけども、いい経験にはなったなと思います。


そういうヤバい状況では、どういうふうにモチベーションを維持されるんですか?

志賀
目指しているものは高みに置いていたので、そこさえブレなければ何とかなるかなと思っていましたし、お金がなければ資金調達をすればいいと思っていました。

もちろん現実のラインによって目標は変わってくるんですけど、最終目標がブレると自分もブレてきてしまうので、そこだけはブラさないようにしようとすごい意識していました。


きよさんから、「リアルな声で響きます」というコメントがきました。

志賀
ありがとうございます。


志賀さんの印象がすごく変わりました。前回は「amazonと提携、イエーイ!」みたいな印象でしたので。(笑)

志賀
そうなんですよ。(笑)


本当に計画的にストイックに起業されてきたタイプの方なんだなと思っていたんですけれども、その中で実は覚悟が足りなかったフェーズもあり、それが今日のお話しでは意外だと感じました。

志賀
スタートアップをやっていると本当に1年後も分からないので。


分からないですよね!(笑)でも、楽しくないですか?

志賀
やっぱり楽しいですし、そこに売り上げがついてくるとすごいみんなテンション上がるんですよ!

「達成!達成!」みたいな感じで高揚感が得られて、何度やってもまたやりたいと思いますね。


そうすると、苦しさや楽しさの幅は、事業会社のときよりも大きく感じますか?

志賀
そうですね。何でもやれるので、その幅は大きいですし、何でも自分で思った方向に向かえるのはメリットの1つでもあると思いますね。


そろそろお時間が来ているので、最後に志賀さんが今、困っていることは何かありますか?

志賀
人材ですね。


現在は何人ぐらいのチームでやっていらっしゃるんですか?

志賀
30人ぐらいなんですけど、とくにエンジニアを募集していますね。フロントサイド、サーバーサイド、両方の人が足りないという状況です。


言語的には?

志賀
言語はGo、フロントサイドでVue.jsなどを使っています。


どういう人がとくに志賀さんの会社にマッチしますか?

志賀
もちろん、言語自体を学びたいという方にもぜひ来ていただきたいですが、その言語を使って何をしていくかに興味がある方だとさらにマッチするかなと思います。

そういう新しい技術に興味がある方は、ぜひご連絡をいただければと思います。


「お買い物」を再定義して、toCで大きい市場を狙っているスマートショッピングさんで、自ら進んでエンジニアリングをされたい方のご応募お待ちしています!

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