20181217ami_うちゅう椎茸祭

「宇宙」と「椎茸」も繋がっている。マクロとミクロの起業家の異種対談

本記事は、うちゅう大谷さんと椎茸祭竹村さん(@kenttto)のamiライブでの対談記事です。

左:株式会社うちゅう 共同創業者 大谷 浩輝(宇宙星太郎)さん
右:株式会社椎茸祭 代表取締役 竹村 賢人さん

椎茸祭 竹村さん(以下、竹村)
椎茸の栽培キット、椎茸のおだしをつくっているスタートアップをやっている竹村です、よろしくお願いします。

うちゅう 大谷さん(以下、大谷)
よろしくお願いします。

竹村
私は宇宙の話については詳しくないですが、よろしくお願いします。

大谷
世の中のあらゆる事象が宇宙につながっていると僕は思っているので、「宇宙」はいろんな人と仲良くなる道具かもしれないですね。

竹村
たしかに!

大谷
やっていることが宇宙とつながれば、もうそれで友達になれるので。

竹村
すごいですね。星太郎さんはどうして教授系の道にいかなかったんですか?

大谷
アカデミックに関しては、僕はあまりセンスはないので。やっぱり理論物理学をやっている人たちってすごいセンスがあるんですよ。

それより「自分自身が持っているものを表現したい」という願望があります。表現するものは論文であろうと会社であろうと何でもいいんですよ。

だから、僕は株式会社うちゅうも「表現手段」だと思っています。「表現すること」に興味があって、学問という道を選ばなかったということですね。

竹村
表現にはどういうものがあるんですか?

大谷
レーザーカッターで宇宙グッズをつくって、それを子どもたちに展開したり。

竹村
レーザーカッターで宇宙グッズ?

大谷
そう。(笑)コースターにレーザーカッターで星座の柄とかを掘ったりしています。皆さんはそのすごさに気づいていないんですが。

竹村
実は、それだけですごい話せる。

大谷
すごいコースターなのにも関わらず、みんなはただ、おしゃれとしか思っていない。

でも、いいんです。皆さんが少しでも宇宙に関心を持ってくださるのが僕の仕事なので。

竹村
すごい分かります!

大谷
僕は絶対、「宇宙の知識を教えるだけの授業」をしないと決めていて、宇宙を題材にして「皆さんが興味を持たれる」ことのみを提供する。

「宇宙の知識を絶対押し売らない」というのは僕のポリシーであり、会社のポリシーでもあります。

竹村
たしかに、僕もずっと椎茸の話をしていますが、分かりやすいところ話して、マニアックなところまでは言わないですね。

大谷
相手が求めているレベルだったり、相手が求めているよりちょっと上のレベルを出してあげて、それに対してフィードバックしてやり取りするのが人間との対話なのかなと僕は思っています。

竹村
たとえば、子どもが宇宙に興味あるなと思ったときどういうふうに教えてもらえるんですか? その機会ってどうやって得られるのかなと思って。

大谷
宇宙の内容に関して?

竹村
たとえば、昔の星太郎さんみたいな宇宙に興味がある子がいたとして、今は、インターネット以外だと宇宙について知れるきっかけが得られるのかなと思って。

大谷
それでいうと、宇宙に対する窓口は開いてきたと思うんですよ。分からないというのも実は宇宙の、表裏一体であり、面白さなんです。

宇宙の成分は96%はダークマター、ダークエネルギーだと言われていて、4%しか宇宙のことが分かっていないというのも現状です。

だから、言いわけができるんですよ。「宇宙って分からないものだから難しいよね」と言いわけしちゃうと、そこから思考停止になる。

その中で、われわれの教育の強みというのは、子どもたちがある程度興味を持つような仕掛けをしている。

子どもたちにただ知識を押し売ったり、ものをつくらせるだけじゃなくて、「なぜ、どのように」を考えてもらうアクティブラーニングを、宇宙を題材として提供しています。

竹村
具体的な僕らにおける宇宙の話にたとえて、何が近いんですか? 月の話とかに近いんですか?

大谷
そういう面もありますね。

竹村
たとえば、きのこって菌の状態では見えないけどきのことして固まったら触れるじゃないですか。

でも、星は触ることができないですよね。手触り感が無い中で、どうやってその子たちにとって身近なものにしていくのかなって。

大谷
それでいうと、身近なものとの関連づけというのはあるかもしれないです。

たとえば、ヤクルトを実は宇宙飛行士が飲んでいたりする。どういうことかというと、宇宙に行くとストレス環境とかで腸内環境が荒れたりする、そのときにヤクルトを持っていくんですね。

竹村
L.カゼイ・シロタ菌?

大谷
そうです。

ヤクルトも持っていって腸の環境がどうなるかって考えたり。ほかにもたとえば、氷結というお酒がありますが、あの缶の表面ってちょっとボコボコしてますよね?

竹村
してるしてる!

大谷
あれも実は宇宙の構造が活かされているように、宇宙の技術が日常生活の技術にスピンオフされているんですよ。

竹村
そういう共通項が見いだせるということなんですね。

話は変わりますが、なんでみんな宇宙に行くんですかね?

大谷
やっぱり未知のものへの挑戦心じゃないですか?

竹村
死ぬかもしれないですからね。それに対して。

大谷
大航海時代であったり、それこそ、シベリアを渡った人たちも同じような感覚を持っていたと思いますよ。

竹村
たしかに!

大谷
「なんかちょっと先に行ってみたい」という、好奇心のようなものがあるのかなと思いますよ。

竹村
宇宙の話ってけっこう外に広がっていくイメージがすごいあるんですが、きのこや細菌は、内側の話になると思っているんですよ。

何となく僕は共通項があるような気がしていて、内も外も実は一緒で、今の自分という持っている輪郭からどれだけ広がっていくかみたいな。

大谷
たしかに、宇宙と人間もつながっていたり、菌と人間もつながっているのということがあると思います。

宇宙の年齢は137億、138億歳といわれるんですけど、最初は本当にミクロな世界で、火の玉の宇宙が広がっていたといわれている。

そこは僕らが知っている原子とか素粒子とかの世界だったと思うんですよ。

それが今では、膨張して広がっている。そんな感じで、ウロボロスの輪的にマクロとミクロはつながっているなと思います。

たとえば、水素やヘリウム以外のもので体はできていると思うんですけど、それは、恒星が進化していって核融合して、最後に超新星爆発した破片の一部なんです。つまり、確実にいえるのはわれわれは星の子であること。

竹村
なるほど。We are 星の子!

これ、合コンで話したらどんな感じになるんですか?

大谷
難しいですね。(笑)

竹村
ぜひやってもらいたいです。僕が思うのは、ギャルが、「やっぱり宇宙ヤバい」「やっぱり星太郎が言ってること合ってる」みたいになることが重要。

大谷
そこに気づいてもらえると、たしかにいいですね。

竹村
そうなれば人類全体として宇宙リテラシー超上がるよね。

大谷
高齢者の方も担当させてもらったことがあるんですけど、宇宙に対して漠然とした、何かしらのぼんやりした興味みたいなものを持たれているので、そういうのは可能性はやっぱりあるのかなと思います。

竹村
そうですよね。

大谷
日常生活を生きていると、なかなか自分の価値観が大きく変わる機会ってあまりなくないですか? 日本、もっと広く言うと地球の中で生きているので、変なことはあまり起きないので。

コンフォートゾーンのちょっと外側の、興味がある領域に手を出すと、自分のコンフォートゾーンも広がっていくのかなという感覚はありますね。

竹村
たしかに。あまり興味ない人に対して刺さる話ができるといいですね。

大谷
そうですね。僕も、宇宙の話だとやっぱり盛り上がるので、居心地がいいんですけど、外にも展開していかないとな、という思いは常に抱えています。

竹村
そうですね。

大谷
それこそ宇宙に行ってどう人間が生活していくか考えたとき、「菌」は切り離せない関係にあると思います。

「パンを宇宙でつくるには?」「納豆をつくるには?」と考えると、菌と一緒に宇宙に行くことになりますよね。

竹村
たしかに!そうまとめていただけると、おあとがよろしいですね。(笑)

amiファシリテーター町田
それでは、すごい話は盛り上がっているところなんですけども、時間が来てしまいました。

椎茸祭の竹村さん、うちゅうの星太郎さんに配信していただきました。ありがとうございました。

※左から竹村さん、大谷さん、うちゅう共同創業者の坪井さん


嬉しいグォー!これからも応援よろしくグォ!
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2019年11月15日amiはINITIALに生まれ変わりました。スタートアップの今と未来を徹底解説。資金調達をはじめとした定量面での分析情報、起業家や投資家への独自取材による充実のコンテンツをお届けします。https://initial.inc/
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