20181207ami_smartshopping志賀さん

「労働的買い物」から人を解放する。消費財×ECの市場を開拓する方法とは

本記事は、スマートショッピング志賀さん(@tshiga)のamiライブ配信の書き起こしです。

株式会社スマートショッピング 代表取締役 志賀 隆之さん

amiファシリテーター松岡(以下、松岡)
今日は、スマートショッピングの志賀さんにお越しいただきました。よろしくお願いいたします。

スマートショッピング志賀さん(以下、志賀)
よろしくお願いします。こんにちは。

松岡
最初に、自己紹介とサービスのお話をお願いいたします。

志賀
株式会社スマートショッピングの代表をしています志賀と申します。ちょうど4年前に創業した会社で、今、2つの事業をしています。

1つは、toC向けに価格比較や買い物支援のサイトを運営しています。

もう1つはtoB向けのお客さんに対して、IoTのスマートマットといわれる体重計のようなプロダクトを提供しています。

松岡
直近大きなリリースがあったというところですね。

志賀
はい。Amazonさんとわれわれのスマートマットを連携させていただくお話を、ちょうどおととい発表させていただきました。

松岡
おめでとうございます!(拍手)

志賀
どうもありがとうございます。

松岡
まず、なぜ「消費財」に注目をされたのかというところからお聞きしたいです。

「消費財」市場のポテンシャル

志賀
2つ理由があります。

まず、われわれの会社は共同代表という形をとっているのですが、もともとAmazonで働いていた林という者が共同代表者にいます。

彼はAmazonファミリーや定期購入のサービスを日本で立ち上げた人間なんですが、消費財を扱う中で、「手が届いていないようなサービス」を一緒につくりたいという話が1つありました。

もう1つは、日本の小売りの市場規模は140兆円ぐらいあって、その内半分ほどを食品や日用品といった、皆さんが普段スーパーで買うようなものが占めているということです。マーケットサイズが大きいにもかかわらず、まだECが進んでいないんですね。

今後必ず、消費財のEC化率がもっと伸びると思いましたし、伸びたときのインパクトは莫大になると考え、消費財に特化したサービスをすることを決めました。

松岡
たしかに私自身も、電池やトイレットペーパーは外に買いに行くことが多いんですけど、手間はすごくかかりますよね。

志賀
そうですね。お買い物って2種類あると思っていまして。たとえば、スーパーに買い物に行くとき、お肉や果物を買うのは楽しいですよね。

お肉を売っているところの前に行って、どれがサシがすごい入っているか?とか考えながら。

松岡
今日の豚バラブロックはどうだろう?みたいな。(笑)

志賀
果物でも、スイカをみんなポンポン叩いたりしているじゃないですか、そういった楽しい買い物が1つあると思います。

それとは別に、スーパーで買う必要もないというか、たとえば、トイレットペーパーとかティッシュとか洗剤とか、もう既に買うものは決まっているけど買いにいくのが面倒くさい、労働に近い買い物もあると思っています。

僕らは、どちらかというと後者、「労働に近い買い物」を便利にするというところにフォーカスしてサービスを展開しています。

松岡
面白いですね。

質問が来ていて、ぜにーさん、うえのるいーずさん、ありがとうございます。「IoTマットについて詳しくお聞きしたい」という質問が来ています。

志賀
サービスの説明をさせていただくと、「スマートマット」という、A3サイズとA4サイズのマットを提供しています。

たとえば、コピー用紙をマットの上に乗せておいて、重量が一定値まで減少したら自動的にアラートを出してくれるようなイメージです。

コピー用紙をアスクルさんで買っているとすると、そのタイミングでアスクルさんに勝手に発注をしてくれて、自動発注・在庫管理ができるようなマットを提供しています。

松岡
すごいですよね。たしかにものが減ったら重さが減っていく、絶対的なことですけど、これまで誰も着目していなかったなと思います。

志賀
そうですね。展示会に出ても、お客さんから「シンプルだけど意外にないね」と言われることが多いです。

松岡
今後の展開も色々考えられますよね。

志賀
われわれのスマートマットは、物の増減によって、「閾値を超えたら何かアクションをする」ことを大きな付加価値として提供していますが、それ以外にも、たとえば、「在庫の重さを時系列で測る」ようなサービスはこれまでにないですよね。

松岡
たしかにないですね。

志賀
普段は定期的に減っているものが急激に減ったら何かおかしい可能性があります。

たとえば、賞味期限のある食品で考えてみると、「普段はこれだけのペースで減るのに、ほとんど減っていないので、賞味期限が来ていませんか」というアラートを出すといった使い方もできると思います。

ソフトウェア側では開発、改善していく余地がまだまだあると考えています。

松岡
マーケティングやセキュリティーにも広がっていきそうなイメージがありますね。

志賀
最初はショッピングのことしか考えていなかったこともあり、スマートショッピングという会社名にしましたが、会社のビジョンは、

すべての人の日常を便利にする「究極のネットコンシェルジュ」のような存在でありたいと思っています。

BtoBでもBtoCでも、常にユーザーさんの隣にいて、アドバイスをもらえたり、その人がやるべきことを代わりに適切なタイミングでやってくれる、そういった存在になりたいなと思っています。

松岡
いくつか質問が来ていてます。りささんから、「昔から小売り関連のことをやられていらっしゃったんですか」という質問がきています。

志賀
小売り関連のことは全くやっていません。(笑)新卒で入った会社は証券会社だったんです。

松岡
全然違いますね!

志賀
M&Aとか資金調達のアドバイスを仕事としてやっていて、そのあと、サイバーエージェントという会社に移りました。

松岡
そこも、全然毛色が違う!

志賀
証券会社に入って、様々な業種の方と7年間ぐらいお仕事をしたあとに、「やっぱり起業したいな」という思いが強くなってきました。

もともと情報関係の大学院に行っていたこともあり、次はITの事業会社で働いてみようということで、サイバーエージェントに転職しました。

また、共同代表の林は前職Amazonに勤めていたこともあり、起業するなら「EC」の領域でビジネスをしよう、という考えがありました。

あとは自分の広告事業のキャリアを活かして、「広告×○○でマネタイズできる事業は何かないか」と考え、今のビジネスになりましたね。

松岡
両輪が揃ったという感じなんですね。

「起業したいと思っていた」というお話でしたが、昔から起業したいというのは思っていたんですか?

共同代表の強み

志賀
思っていましたね。

林とは大学の頃からずっと一緒で、20年ぐらいの付き合いなんですけども、卒業してからも一緒に起業できたらいいねという話はしていました。

2人とも2つぐらいキャリアを重ねて、ちょうどいいタイミングで一緒にできたので、お互いに切磋琢磨できる友人がいたというところが一番大きいかなと思います。

松岡
昔から「こういうことがやりたいよね」という話ができる仲間やサポーターが常にいたということは、すごく珍しいですよね。

それがあったから今の志賀さんがあって、スマートショッピングがあるのかなと思いました。

志賀
そうですね。そこは本当に恵まれていたかなと思います。

松岡
それは、自分から起業したいという声を常にあげていらっしゃったんですか?

志賀
そうですね。わがままなのかもしれないですけども、自分が考えたことをかたちにしたいというのがあります。それで結果を残したいという思いがすごい強かったですね。

松岡
いくつか質問が来ているので、また、答えさせていただきます。りささん、ありがとうございます。「20年来の友人と、実際に起業されていかがでした?」という質問が来ています。

志賀
想像通りではありました。(笑)

たとえば、ベンチャーキャピタルの人に言われるんですよ。「代表2人ってどうなの?」「ケンカしたりしないのか?」という感じで。

実際にそういう方もいらっしゃると思いますが、我々は20年の友達で、ずっとビジネスについて話し続けてきていますし、お互い性格を分かり合っていると思います。

アプローチは全く逆のタイプなんですけれども、ビジネスの考え方は根本的に似ているなと思いますね。

もちろんビジネスに関するディスカッションは激しくやることはあるんですけど、「根本的にお前とは合わない」というようなことはないです。

松岡
コアの部分は重なって、得意分野がそれぞれ分かれているという奇跡的なバランスなんですね。

志賀
そうですね。だから、一緒にやり始めたのかもしれないですね。

松岡
うんちゃんさんから質問が来ています。「最後、起業に踏み切ったきっかけってあるんですか?」

志賀
前職のサイバーエージェントという会社で、2年間アメリカにいたのですが、アメリカから帰ってくるタイミングが1つのきっかけにはなっています。日本に帰るときに「起業をそろそろ考えようかな」と思い始めました。

そのタイミングで「一緒にやらないか」と林にも声をかけました。彼自身もちょうどAmazonにいて、海外に行くか、日本に留まるか悩んでいた時期だったので、一緒にやっていくことを決めることができました。

松岡
タイミングがちょうど一致したんですね。

そろそろお時間も来ているので、また次回でより詳細のお話をお伺いできればと思っています。本当にありがとうございました。

志賀
ありがとうございました。


嬉しいグォー!これからも応援よろしくグォ!
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