20190228_noFLAMEschool渋川さん

「勉強するという概念を変える」勉強中にだけ使うSNSがデザインする新常識

本記事は、noFRAME schools 渋川さん(@keelerx)のamiライブ配信の書き起こしです。

ライブアーカイブ

起業家紹介

どうやって勉強したらいいのか分からない

amiファシリテーター 町田(以下、町田)
今回はnoFRAME schools 渋川さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。

まず、渋川さんはどのような事業をされていますか?

noFRAME schools 渋川さん(以下、渋川)
よろしくお願いします。株式会社noFRAME schoolsの代表をしている渋川駿伍と申します。

僕たちはEdTechという、教育とインターネットを掛け合わせた領域で起業しました。

LADDERという「学習のログをユーザー間でシェアできるサービス」と学習コンシェルジュという「チャット型の勉強カリキュラム作成の支援サービス」をつくっています。

新しいサービスをリリースするために、かなり大幅なアップデートをしている最中です。

町田
新しいサービスはどのようなものを考えているのですか?

渋川
イメージとしてはLADDERと学習コンシェルジュを足して2で割ったようなサービスです。勉強を通してコミュニケーションを取れるような「勉強のときだけ使えるSNS」を考えています。

町田
前回は、「なぜ起業したのか?」というテーマで話して頂き、「自分のワクワクする気持ち」と、「あらゆることの共通項を見つけること」が興味の源泉というお話をして頂いたので、今回はプロダクトにフォーカスしていきたいと思います。

どういうきっかけで今のサービスをつくり始めたのですか?

渋川
最初は「LADDER」をつくり、そこから得られたデータやユーザーの声をもとに「学習コンシェルジュ」というサービスをつくりました。サービスのアイディアは、会社を起業した去年の4月に着想しました。

その当時僕が考えていたことは、「勉強したくてもどうやって勉強したらいいかの道しるべがないので勉強しにくい」ということです。

自分自身がギャップイヤー中、オンラインでMOOCs(ムークス)やSchoo(スクー)の動画授業や本を活用して勉強していました。その中で、「サービスをつくりたい、スキルアップしたい、転職したい」と思ったときに、1冊の本や1本の動画で完結することはないと実感しました。

そこで、「最初にこの本を読んで、次にこのブログを読んだらこんなスキルが得られる」といった学習のロードマップを知れれば、もっと独学で勉強できる人が増えるんじゃないかと思いました。

そういった自分の課題意識からこのサービスを思いつきました。

学習ログに見出した生存戦略

町田
効率的に学習する方法を探すという課題に対して、解決の切り口は無数にあると思いますが、なぜ学習ログの共有に着目されたのですか?

渋川
教育の領域で起業しようと思ったときに、コンテンツを持たないということを1つポリシーとして意識しました。

僕たちは「プラットフォーマー」というコンテンツレイヤーとは別のレイヤーでサービスを提供することで、この若さで起業しても自分たちで市場を切り開けると思っています。

ある意味、生存戦略のための選択ですね。

町田
自分たち独自のコンテンツをもつと生き残れないと思ったきっかけはありますか?

渋川
会社を起業する前に、任意団体のようなかたちで、高校生や大学生向けに宿泊型の教育プログラムやイベントを提供していました。

自分たちなりの今の時代に必要な学びを届けるために、自分たちでコンテンツを作っていましたが、なかなか労働集約型のビジネスモデルから抜け出すことができませんでした。

「自分たちの頭数でしかソーシャルインパクトを生み出せない」ことに、はがゆさを感じていました。

「常識」という視野の狭まりとの闘い

町田
その経験をもとに、どのようなアクションを次は取ったのですか?

渋川
思い返すといろんなステップがありましたが、まずはプロダクトの未来と現在の差分を考えました。

僕がサービスを構想するとき、紙にアイディアや思想、想いをひたすら何10ページにも及び書き出します。それをもとにより具体的なサービスの形に落とし込んでいきます。

なので、今回のサービスを作るにあたっても「なぜ今なのか?なぜ自分たちがやるのか?、そのサービスが現在と未来のどのような差分を埋めるのか?」というのは特に意識して考えました。

町田
現在と未来の差分を埋めているというのはどういうイメージですか?

渋川
起業家やイノベーターがどういう存在か考えたとき、彼らはタイムトラベラーだと思っています。

どういうことかと言うと、クリエイティブなことを創造するイノベーターの人たちは未来を知っているんですよ。

その人しか知らない世界があり、その未来と現在の間には時間のギャップがあります。

そのギャップを埋めるために、「こんな未来をつくりたい」「こんな世界があったら世の中がこんなに変わり、人々が笑顔になる」というのを話していくうちに、協力してくださる人や共感してくれる人が増えて、世の中を前進させていくと思うんですね。

町田
未来が見えている人がいるという話がありましたが、未来が見える人と見えない人がいるということですか?

渋川
教育系サービスに携わっているので、それについてはよく考えますが、正直、今の教育のシステムではそれが起こってしまっていると思います。現行では人間が生まれ持った創造性の芽がついばまれてしまっています。

教育を通して、世の中の「常識」と呼ばれる偏見が増えてくると、創造性の視野が狭まってしまうのがその原因です。

ただ、どのタイミングでもそのフレームは壊せると思っているので、僕自身も毎日視野の狭まりと戦い、超えようとしています。

町田
アイデアやサービスを考えているときに、「枠にとらわれている」と思う瞬間や枠を壊したからこそ、思いついたアイデアはありますか?

渋川
チームで話していると、自分の枠にとらわれているのを常々感じます。

人の数だけその人が見てきた人生があって、その人にしか表現できない言葉や世界観があるんですよね。なので、会話をするたびに自分だけの枠があって、その影響は少なからずあるんですよね。

この時代で仲間をもつ意味

町田
以前の記事で「コミュニケーション」というワードが出てきましたが、学習を通してコミュニケーションをとれる世界とはどのようなイメージですか?

渋川
僕たちなりに、学習の領域に取り組み考えていく中で、分かってきたことがあります。

それは、独学をしている人は漠然とした「不安」というふわふわした課題感を感じているということです。

それを要素分解していくと、「先生」と「仲間」の役割を担う存在が足りていないことが分かりました。

僕たちが今までリリースしてきたLADDERと学習コンシェルジュは「先生」の部分を補えるようなサービスでした。

そこをさらにアップデートして、「仲間」の部分を補えるサービスをつくっています。

町田
仲間の部分を感じられるとは、「塾で一緒に勉強する仲間に感じる連帯感」をオンライン上でも感じられるようになるイメージですか?

渋川
まさしくその通りです。学んでいる教材を軸にして人とコミュニケーションを取れるような仕組みをつくり、そこから新しい人間関係を生むことで勉強中に感じる孤独を解決するサービスをつくっています。

町田
LINEを始め、コミュニケーションツール自体はたくさんあるにもかかわらず、なぜ今まではその部分にフォーカスがあてられなかったのですか。

渋川
その理由は2つあると思います。

1つは、人生100年時代になったことで、社会人になってからの学び直しがフォーカスされてきたことです。そうなったことで勉強しようと思っている人が増え、市場が伸びてきています。

このトレンドにより、これから勉強を通したコミュニケーションが必要になってくると思っています。

もう1つが、これは個人与信の部分です。LADDERも学習コンシェルジュも一貫して、「その人がどんな本を読んで、どんな勉強をして、仕事とは関係のない時間になにを見てきたか」という学習のログを取っているので、それを活用すればその人の与信にすることができると考えています。

学習のログが世の中に価値として認められる世界観をつくりたいです。

テストのスコア、学歴、資格といったアウトプットがこれまでは評価されていましたが、これからはそれに至るまでの「プロセス」が評価されるような流れがくるんじゃないかと思っています。

そういった背景を踏まえてこのサービスをつくりました。

勉強の目的が「楽しむ」になる日

町田
新しいアップデートを含めこれから挑戦をされていると思いますが、渋川さんがもっともワクワクしている部分はどこですか?

渋川
最もワクワクしている部分は「勉強中にだけ人とつながれる」という体験を提供することですね。

今までは、「本を読んでいるときや勉強しているときにスマホは触らない」という付き合い方だったと思いますが、その体験を丸ごと変えようと思っています。

僕たちのサービスによってその人の勉強に対する付加価値が増幅するような体験をデザインできたらめちゃくちゃ面白いなと思います。

もっと勉強って面白くなっていいはずなんですよ。

「学ぶという営み自体を、楽しいものに変えるためにはどうすればいいだろう」というのはチームのみんなでいつも話しています。

町田
アップデートされたプロダクトが出たら学んでいる人はどんな楽しみを感じられるんでしょうか?

渋川
勉強を通して新しい人間関係ができ、コミュニケーションが取れるという、自分1人で勉強しているだけでは感じられない体験です。

町田
学習のときだけ誰かとつながれるのがワクワクするということですか?

渋川
いざ何か勉強し始めようと思っても、同じ興味をもった人を見つけたりするのは難しいです。

私たちのサービスでできる繋がりも最初の入り口はオンライン上ですが、そのあとオフラインにつなげていくことも考えています。

町田
コミュニケーションツールが発達したことで、人との単純な繋がりを持つこと自体は容易くなりましたが、「この人とはなんで繋がっているんだっけ?繋がっているけどなに話せばいいんだっけ?」ということは多々ありますよね。

そこを渋川さんのプロダクトでは、学習という共通の価値観を軸にコミュニケーションを取りやすくし、その結果ワクワクもできる体験を提供するわけですね。

渋川
勉強するという行為の目的が楽しむことになれば、勉強はもっと面白いものになると思います。

新サービスは、最初のターゲットを社会人の方にフォーカスしようと考えているので、社会人の方にとって勉強するという概念を変えるような体験を提供できればと思います。

ご興味を持っていただける方がいらっしゃいましたら、直接ヒアリングをさせていただきたいです。
(リンクを貼る)

個性のなかにある共通点

町田
これから組織を拡大していくなかで、どういう価値観を持っている人と一緒に働きたいというイメージはありますか?

渋川
noFRAME schoolsのメンバーはいろいろな個性を持った人が多いですが、「向学心が強く、勉強して成長しようという意欲が強い人」という共通点があります。

noFRAME schoolsという会社は、僕が20歳のタイミングで、自分が一番欲しかった学校の形をつくったら、たまたま会社というかたちになっただけなんです。

なのでnoFRAME schoolsは、「卒業の日付と何を学びたいか」が明確に答えられるひとはピッタリだと思います。

町田
もし興味がある方がいましたら、ぜひ応募していただければと思います。

2回目の配信でしたがいかがでしたか?

渋川
めっちゃ楽しいですね。(笑)

こうして話すだけでアウトプットもできますし、自分の中で整理もできるのですごく貴重な体験となりました。

町田
それでは本日はありがとうございました。

渋川
こちらこそ、ありがとうございました。

文・写真:ami編集部

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嬉しいグォー!これからも応援よろしくグォ!
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ami

起業家と未来の仲間をつなげる「ami」の公式noteです。 https://ami.live

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「起業家とサポーターがつながるライブアプリami」のライブ配信の様子を書き起こし、編集してお届けします。
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