20190110ami_youjapan中山さん

「この事業を死ぬ気でやる気はあるか?」”半年で解散”から始まった起業家の経験とは

本記事は、結.JAPAN 中山さん(@makuri_94)のamiライブ配信の書き起こしです。

株式会社結.JAPAN 代表取締役 中山雅久理

amiファシリテーター町田(以下、町田)
wafooを運営されている中山さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。

まず、中山さんがやられているwafooの説明をしていただいてもよろしいでしょうか?

wafoo 中山さん(以下、中山)
中山雅久理と申します。

株式会社結.JAPANという会社で、訪日旅行者向けの日本旅行を紹介する動画メディアをメインにやっております。

町田
訪日観光客のかたも多くの国がありますが、どの国の方に注力していますか?

中山
特に台湾・香港の20代の女の子に注力しています。

台湾と香港は、日本旅行に来ている旅行客のうち3番目、4番目に多いです。

また、Facebook、Instagram、YouTubeと行った日本人と変わらないSNSツールを彼女たちも使っているので、僕たちとしても行動がイメージしやすく、サービスを作りやすいのも重要な理由です。

大陸もとても大きなマーケットですが、日常的に使っているサービスが少し特殊なので、今はまだ挑戦するつもりはありません。

町田
このサービスを始めるまでにも、中山さんご自身が様々な経験をしてきたと伺ったのですが、具体的にどのような経験をされてきたのですか。

中山
僕自身はもともと「起業したい」と思い、上京したのですが、実際に起業しようと動き始めたのは大学3年生のときでした。

上京して2~3年は、起業に必要になるであろう経験をしようと考え、スタートアップでインターンをしていました。そして、3年生の時に当時インターンを一緒にしていたメンバーと「そろそろ起業しようぜ」という感じになったのが初めての起業のきっかけですね。

町田
「経験も積んだし、そろそろ事業を始められるのではないか」と。

中山
そうですね、「インターンもやってきたしいける!」と意気込んでました。

その後、どの事業で勝負するか話すために集まったときが起業の一歩目です。

起業するにあたって、自分の生い立ちの関係もあり「日本×海外」という軸は外せなかったので、アウトバウンドで日本の伝統工芸品を海外に販売する事業を始めました。

それからサービス名を決て、実際に商品を仕入れて販売したりと動き出しました。

始めてみると、伝統工芸品のECで数万円の陶器とかが実際に売れて「すげえ!これはビジネスになるんじゃないか!?」みたい体験が、起業して最初の熱狂ポイントでしたね。

町田
そのときは何人で事業をされていたのですか?

中山
インターンで一緒になったメンバーの3人です。アメリカの大学出身の海外担当のメンバー、戦略を考えるメンバー、そして実行系は僕という役割分担でやっていました。

町田
しかし、今のサービスとは違うサービスということは、うまくいかなかった点があったと。

中山
そうですね。当時、僕たちはスタートアップと中小企業の事業の区別を付けられていなくて。

「資金調達をしてもっとガンガン攻めていくぞ」ということで、いろんな人にプレゼンしに行くと、「伝統工芸品のECってそこまでスケールする事業じゃないよね」と言われてしまって。

例えば「伝統工芸品という産業自体が縮小産業だがどうやっていくの?」とか、「若手で知識も経験も無いなかでどうやっていくの?」というご指摘をいただきました。

そういう指摘を受けて「俺たち思ったよりもできないな…」とネガティブになってしまったんですね。

決定的だったのは、プレゼンの途中である方に「君たちはこれを死ぬ気でやる気はあるか?」と聞かれたときに、沈黙になったことでした。

今でも覚えていますけど、その帰りにベローチェで集まって「大変だったね…」と話してからはずっとネガティブモードでした。

その後「もう事業をやめよう。」となって解散してしまったという経緯です。

町田
そのサービス自体はどのくらい期間されていたのですか?

中山
サービス自体は半年ぐらいやっていました。最初の3カ月はサービスつくって売上も出てきたので、よりグロースするための資金調達をその後3ヶ月はトライしていました。

町田
ただ、半年経ったタイミングでメンバーの人が「ちょっともうこれ以上は…」ということで続けられなくなったと。

中山
最初と最後ではチームの熱量が全く違いましたね。創業したときは全員が燃えていたのに、終わり際は「もうだめだ、俺は…」という感じにチームがなっていて。

町田
それが中山さんにとって初めての起業経験ということですね。

中山
そうですね。

町田
その後、MAKERS UNIVERSITYという団体に入られ、今の会社の設立に至ったわけですね?

中山
そうですね。新しい事業をつくっているときに、MAKERS UNIVERSITYを運営しているエティックさんがやっているビジネスコンテストに参加しました。

コンテストの結果はだめだったのですが、運営の方に「こういうプログラムがあるよ」という話をもらい、「これはチャンスかもしれない」と考えMAKERS UNIVERSITYに応募しました。

町田
そこで「死ぬ気でやる覚悟があるもの」を探した結果が今の事業だと?

中山
そうですね。やはり「日本×海外」という軸は変わりませんでしたが、日本にいながら海外の人を迎え入れるというコンセプトにいきつき、サービスを始めました。

町田
そのコンセプトに至るまでに他にもプランはありましたか?

中山
他にも結婚式系の事業も考えていましたが、一番力を入れていたのは撮影事業ですね。

当時、UBERやAirbnbといった”CtoCのシェアリングサービス”が面白いと思い、探した結果「旅行者とフォトグラファーのマッチングサービス」に注目しました。

町田
ただあまり、うまくいかなかったと。

中山
そうですね。ニーズの検証フローはよかったと思っています。僕自身、写真家経験はありませんが趣味で撮っていたカメラがあったので、それを使って浅草で旅行者に声をかけて、お金くれたら写真を撮るという検証をしていました。

そのうち、そのサービスの形だと効率悪いと思い、着物のレンタル屋と提携してユーザー獲得を目指しました。

はじめ道端でやっていたときは、1,000円くらいで行っていましたが、最終的には2万円/時間で付き添い撮影する事業になりました。ただその時「ちょっと待てよ」と思いまして。

町田
なぜ「ちょっと待てよ」と?(笑)

中山
このサービスを投資家に話しても、スタートアップ的な急激な成長は難しいよねと言われて。

あとは、このままだと僕は写真家になってしまうんじゃないかという不安もありました。(笑)

町田
なるほど。(笑)
そう行った経緯で今のwafooの立ち上げに至ったということですね。

今までそれだけ多くの経験をされていると、印象に残っている辛かったことはありますか?

中山
あまり辛いと感じたことがありません。(笑)

ただ事業に集中していると、家賃を滞納して警告が来たり、光熱費の未払いで止められたりは経験しました。

町田
他の起業家からも同様の話を聞くのですが、やはり忘れてしまうものですか?(笑)

中山
僕自身それを悪いと思っていないので、クレジットカードがクラッシュしたり、携帯電話止まったりについて、そのときは気にしていないです。

町田
りょうさんから「心が折れない理由はありますか?」という質問がきていますが、いかがですか?

中山
僕自身しぶとくて、ゴキブリ並みの魂を持っていると思っていて。

もちろん辛いと思う時はありますが、ほかの人の辛い話を聞くと「まだまだいける!」という気持ちになるんですよ。

たとえば、「一文無しで発展途上国の部族に1人で乗り込んで住んでいます」といったチャレンジングな人の話を聞くとするじゃないですか。そうすると、「自分より辛い人はもっといるし、まだ自分はいけるな」という気持ちになります。

町田
その結果、心が折れないと。

中山
そうですね。今のところ折れたことはないですね。

町田
今の話題にも関連していますが、ひろたさんから「辛いの限界はどこですか?」という質問がきています。どうですか?

中山
辛いの限界はまだ見えたことはないです。

会社で2000万円の銀行借り入れなどをやっているので、会社が倒産したら借金することになります。借金することだけを考えると、辛いと思う可能性はあるじゃないですか。

ただ、やはり他の人と比べたら辛いことではないなと思っているので、世の中の誰かが経験した辛さである限り、辛さの限界はないと思います。

町田
辛いという感情は中山さん自身もありますよね?

中山
感情的に辛いというのはあると思いますけど。(笑)

ただ大抵「もっと辛い人がいるし、それは別に辛くないでしょ」と思います。

なので、辛さの基準が上がってしまい平気で会社のメンバーに難しいことを要求してしまったりするので、社員に「人じゃないですね」と言われたことがあります。(笑)

町田
今までの話でお金の辛さの話が多かったですが、それ以外で辛いことありますか?

中山
組織をどのように作るかは悩んでいます。

あとは趣味がないので、今年は趣味を増やしてプライベートを充実させることを大切にしています。

町田
それでは今日はありがとうございました。

中山
ありがとうございました。


ありがとうグォ!シェアして一緒に盛り上げて欲しいグォ!
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ami

起業家と未来の仲間をつなげる「ami」の公式noteです。 https://ami.live

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