20190129ami_ZAS林さん

「人の出会いも食べログ化」リアルの "もったいない" を無くして、良い出会いを量産したい

本記事は、ZAS林さん(@hayashi_k)のamiライブ配信の書き起こしです。

ZAS株式会社 代表取締役 林 勝明さん

amiファシリテーター松岡(以下、松岡)
本日はZASの林さんに来ていただきました。よろしくお願いします。

ZAS 林さん(以下、林)
よろしくお願いします。

松岡
どのような事業をされているかご説明頂いてもよろしいでしょうか?


今私はWebアプリなどを使って、リアルのコミュニケーションをもっと快適かつ楽にする事業をしています。

ネット全盛期の今でも交流会やネットワーキングパーティ、結婚式二次会、勉強会など人が集まるリアルな場所はまだありますよね。

ただそう言っても、よく分からない人がいっぱい集まるとろにいくのは気が重いという人は一定いると思います。

個人的な感覚だと日本人の半分ぐらいは、そういう集まりに行くということに対してネガティブな印象を持っているのではないでしょうか。

その課題感をテクノロジーで解決することをテーマに取り組んでいます。

松岡
始めたきっかけは、ぜひ前回の配信の書き起こしをご覧いただければと思います。

本日はβ版のキャプチャ画面を使ってご説明くださるということですよね?


こちらがβ版の画面になります。

まだβ版なのでシンプルですが、イベントの参加者の方にQRコードを読んでこのページに飛んでいただき、匿名でイベントごとに設定された特定のテーマに沿ってコメントを書いてもらいます。

これが100人のイベントだとすると、A、B、C、Dという記号とハートマークがあるコメントが1人1個で合計100個作成されます。

次に、参加者は書かれたコメントを参考にして、「この人、面白そうだな」と思った人のコメントに対して「いいね」を押します。そうするとコメントに対して「いいね」をした人には匿名 / ニックネームですが誰がいいねしたかが伝わります。その情報は幹事の人も知ることができます。

その結果お互いに「話してみたい」となった場合、幹事はそれを考慮してグルーピングすることで、最初から興味のある人同士をマッチングさせることができますし、話す方も共通の話題や事前情報を知った状態なので話す負担が減ります。

グルーピングに関しては、幹事がボタンひとつでマッチした人たちがおおいグループでわけられますし、マッチしたひとどうしでお互いFBログインしているとFB経由での本名もわかったりつながったりも出来ます。

コンセプトとしてはこういう世界観を作りたいと思っています。

松岡
つまり、イベント当日に「初めまして」と始まるのではなく、事前に興味が話題や共通点を元にグルーピングをできるということですね。

「共通の話題を見つけるのが難しい」という懇親会が苦手な日本人は比較的多いと思います。それにも関わらずネットワーキングの機会は多いですよね。

なぜ苦手な人が多いと思いますか?


アメリカなど海外は、固定されたクラスではなく小学生ぐらいから科目毎にクラスを移動します。

一方で、日本は基本的には同じクラスでずっと過ごすので、同質性が高い人が多いのではないかと思います。

知らない人たちと話すことに慣れていないのが、知らない人と話すのが苦手な人が多い理由の1つではないでしょうか。

松岡
たしかに、小さい頃は違うクラスに行くのでさえ、ためらったことがあります。


そうですよね、隣のクラスに行ったら、クラス中の人に見られて嫌な思いをした経験がある人は結構多いのではないでしょうか。

松岡
ただ、ネットワーキングの場に行くと全員がコミュニケーションのプロのように見えてしまうこともあります。


実は全然そんなことはないんですよね。社会人になって機会が増えるので慣れてはきますが、やはりどこかに不安があるという方は多いのではないかと思います。

松岡
実際にβ版を体験されている方からは、使ってみてどのようなフィードバックをいただきますか?


すでに1,000人程の方に試していただいていますが、グループや居場所を作りやすくてとても良いという声を頂いています。

マズローの三角形(人間の欲求を5つに分けて表したもの)では、社会的欲求といって「所属」の欲求は3番目に優先度が高い欲求なので、所属や居場所を簡単に作れるだけでも参加者の方は満足感を得られます。

本来は100人いれば、何かしら興味がマッチするにも関わらず、今までは共通点を見つけるための仕組みとして、名刺や名札といった共通点が見えにくいものしか使われていませんでした。

そこでみなさんがお持ちのスマホを使って、なるべく効率的に共通点を見つけられて、話したい人とだけ話せるようにしていきたいと考えています

松岡
話す最初のきっかけがないというだけで、本当は話が会う人と話せないのは大きな機会損失ですよね。

昨今のマッチングサービスが、興味関心に寄り添ってマッチングさせることに着目している中で、ビジネスの場でのネットワーキングや結婚式の二次会といったリアルの場に対してはそうした考え方がまだまだ注目されていないことは盲点でした。


そうなんですよね。

世の中にはいろいろなファシリテーションのノウハウなどは出ていますが、まだまだアクセスしにくいです。

そういう所にテクノロジー使ってもっと人がアクセスしやすくし、データを元にして本音を出しやすかったり、心を開きやすいマッチングを提供したいと思ってやっています。

松岡
やはり匿名性は大きなポイントですか。


そうですね。昔、2チャンネルなどが日本でとても流行りましたが、そういう点から考えても匿名性というのは1つのキーワードかなと思っています。

松岡
今、β版を進められていますが、本リリースした後どのように展開をしていく予定でしょうか?


誰でも使いやすいようなかたちにして、ネットワーキングでも男女の出会いの場でもいいのですが、「ZASが使われているイベントだから行きやすい」という世界観を実現したいと思っています。

たとえば、食べログ3.5だからこの店には行きやすいというのと同じイメージです。

Peatix(ピーティックス)などイベントを紹介するサービスはいろいろありますが、そのイベントが本当にいいイベントかどうかは分からないじゃないですか。

松岡
集客だけで終わってしまって、イベントの内容や振り返りという部分はフォーカスされていませんよね。


集客で満足するのはイベントとして理想的な状態ではないと思っています。

イベントをやってその満足度はどうだったのかまで考えることが大事ですし、それを測定する方法があると思うので、そこにフォーカスをしていきたいです。

今ある出会い系のアプリとかも、大抵は顔が全面に出てきて、右スライドするか、左スライドするといった方法で選択するものが多いですよね。

既存のお見合いサービスや街コンでも結局はコミュニケーション能力がある人が活躍しやすいです。

本当はいい人なのに、そういうところでうまく立ちまわれないことで機会損失をしている人は多いと思っています。

なので、ビジネスのネットワーキングの場でも、どういうテーマにしろ、共通点という本質的な部分がマッチングしていい出会いが増えればいいと思っています。

よりいい出会いとは何かを考えながら、周りに提供していきたいという人はぜひ一緒にできたらいいなと思っています。

松岡
これだけIT全盛期にも関わらず、リアルな場で共通の話題を見つけるという会話の最初の障害を取り除くサービスは無いように思えます。


これは日本人のいい面でもありますが、リアルな場で対面すると探り合いを意識しすぎて無難な会話をすることが多いですよね。

でも、お互いに一番コアの部分が分かれば、バックヤードが違う人とでも実はすぐに仲良くなれると思っています。

僕自身もたまたまあったリアルな出会いから就職も決まり、結婚もした経験があるので、全く本人が予想していないところで起こるいい出会いを増やすことで、個人がもつ可能性を最大化したいというのが一番大きなテーマです。

松岡
昨今、20代以下の人たちの90%がInstagramなりTwitterなりのアカウントを持っており、ハッシュタグといった方法で共通点や興味を発信する文化も広がってきています。

なので、それをリアルな場でも活用し、最初のコミュニケーションをとる取っ掛かりになれば今後の発展性につながっていくかもしれませんね。

本日はありがとうございました。


ありがとうございます。


嬉しいグォー!これからも応援よろしくグォ!
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